5年ぶりの開催を、大人も子どもも笑顔で楽しんだ。三木市福井の善福寺で24日夕、地蔵尊にお参りする「地蔵盆」があった。前回開催されたのは、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年夏。子どものために用意された手作り感満載の夏休み行事が復活して、境内は子どもたちの歓声に包まれ、数珠まわしやお念仏の響きが、城下町の風情を残す街並みに広がった。(大山伸一郎)
お地蔵さんの縁日である地蔵盆は、子どもたちが地蔵にお参りしてお菓子をもらい、そのまま子どもたちの「社交場」となる近畿地方特有の行事。兵庫県内でも7~8月、各地で盛んに開催されてきたが、新型コロナ禍以降は多くの地域で中止されていた。