ヤングケアラーの実態を調べるため、三木市が子どもたちに実施するアンケート
ヤングケアラーの実態を調べるため、三木市が子どもたちに実施するアンケート

 三木市は、市内の子どもを対象としたヤングケアラーの実態調査を始めた。同市では初めての取り組みで、対象は小学5、6年生と中学生、高校生、高校生と同年代の子ども約4700人。子ども本人へのアンケート方式で、小中学校ではヤングケアラーについて学ぶ動画を見た後に回答する。(小西隆久)

 同市はこれまで、毎年6月の学校訪問に合わせ、教職員らに聞き取る形でヤングケアラーについて調査。ヤングケアラーの可能性がある子どもの把握は年間数件程度だったといい、国からの調査要請に応じて、昨秋から実態調査の方法などを検討してきた。

 今春から他市の状況などを調べ、アンケートの内容などを精査した。9月、市内の小中学校などにアンケートへの協力を依頼したといい、すでに調査を始めている学校もあるという。