神戸新聞北播総局インスタグラムでは8月、「北播磨の葉月」をテーマに投稿を募りました。「史上最も暑い夏」という今夏ですが、撮影者それぞれの視点で、色彩も被写体も時間も場所も個性豊かに表現された4作品をお届けし、感動を共有したいと思います。
投稿された中で最も多く被写体になったのが、小野まつりの花火。ただ今年は雷雨予想のため時間が急きょ繰り上げられ、慌てて撮影した方も多かったようです。reiko_sugさんは急に跳びはねた浴衣姿の子どもと夜空を焦がす大輪を重ねました。「焦りながらも何とか撮れた」という1枚、さすがです。
緑と白い花を背景に、幸せの青いハチが舞う姿を鮮明に捉えたのは、h_funaiさん。「毎年お盆ごろになると三木の野を舞ってくれる」とのことで、涼しげな風がそよいでいるかのようです。
iga_gou_myatkjさんは炎天下で夏空と列車を探し求め、setu.uniuni71さんは雨上がりの夕焼けをとっさに写しました。周到な準備と瞬間的な感動。今しか見られない空と向き合った心情まで伝わります。
現在、9月に北播磨5市1町で撮影された写真を募っています。北播総局インスタグラム=QRコード=をフォローして「#北播磨の長月」を付け、撮影場所と日付を記載して投稿してください。残暑厳しい中ですが、秋の気配も心待ちにしています。