間もなくゴールデンウィーク。海外に出かけなくても兵庫には見どころや観光スポットがいっぱい。家族や友人とふらっと出かけたい。リニューアルした施設をいち早く訪ねてみたい。そんな人向けに、紙面に掲載されたおでかけ情報を「屋外編」としてまとめました。気になる高速道路の渋滞予測も加えています。 ※催しの日程、内容は変更される場合があります。おでかけ前に主催者などに確認ください
■ポートタワーがリニューアルオープン、屋上デッキも登場
ミナト神戸のシンボル「神戸ポートタワー」(神戸市中央区)が26日、約2年7カ月の改修を終えてリニューアルオープンした。地上約100メートルの屋上で360度を見渡せるデッキが整備され、神戸港や六甲山を見渡す新たな観光スポットになる。同日午前10時から記念式典があり、高さ108メートルのタワーに合わせて108人によるテープカットで再出発を祝った。…続きはこちら
■電車に触れて車掌体験、のせでんレールウェイフェス 川西と猪名川で27日開催
能勢電鉄(川西市)は27日、「のせでんレールウェイフェスティバル」を、平野車庫(同市)と日生中央駅(兵庫県猪名川町)で開く。電車に触れる各種体験などを楽しめるほか、三菱電機のスマートフォンアプリ「ekinote(エキノート)」を使って開催中のデジタルスタンプラリーの特設ブースも登場する。…続きはこちら
■加古川・みとろフルーツパークがグランドオープン キャンプ施設、ドッグエリア誕生
加古川市が再整備を進めてきた農業公園「みとろフルーツパーク」(同市上荘町見土呂)が26日、グランドオープンを迎える。25日には記念セレモニーが同公園であり、市や地元関係者ら約200人が自然を満喫できる集客施設の完成を祝った。…続きはこちら
■チューリップの花で描画 神戸・中央区の2カ所でインフィオラータ
チューリップを敷き詰めて街中に絵を描く「インフィオラータこうべ」が27日から、中央区の2カ所で開かれる。
阪神・淡路大震災からの復興を願って1997年に始まったイベント。「インフィオラータ」はイタリア語で「花を敷き詰める」という意味で、欧州各地で開催されている。
今年は元町穴門商店街(27、28日)でチューリップ3万本、北野坂(5月3~5日)で28万本を使って絵を描く。題材はリニューアルオープン間近の神戸ポートタワーや、5月に開幕するパラ陸上の世界選手権、今夏のパリ五輪などを予定している。
両会場とも入場無料。神戸観光局TEL078・230・1120 =写真は昨年撮影
■加東市で自転車レースとフェス同時開催 27、28日 播磨中央公園
自転車のプロ、アマチュア選手が参加する国内最高峰のレース「第58回JBCF西日本ロードクラシック」が27、28日、加東市下滝野の県立播磨中央公園サイクリングコースで開かれる。それに合わせて両日、「加東市サイクルフェス」を市などが同時開催。プロによるレース解説講座や表彰式に加え、ロードバイクのシミュレーター体験に子ども向け自転車教室など、「自転車のまち加東」をPRするイベントが繰り広げられる。…続きはこちら =写真は昨年のレースの様子(加東市提供)
■GWの渋滞予測 5月3日神戸・垂水-淡路島下りで関西最長40キロ
高速道路各社がゴールデンウイーク期間(26日~5月6日)の渋滞予測をまとめた。5月3日に神戸淡路鳴門自動車道下りで最長40キロの渋滞が見込まれ、関西では最も長い。5日にも同自動車道上りで最長25キロの渋滞が予測されており、各社はピーク時間帯を避けた利用を呼びかけている。。…続きはこちら
■六甲山牧場で「羊の毛刈り」 土日祝に実施中
六甲山牧場(灘区六甲山町)で4月の毎週土日曜と祝日、春の風物詩となっている「羊の毛刈り」が行われている。
羊の毛は定期的に生え変わらず伸び続ける。暖かくなるこの時期に、熟練の飼育員が羊の毛を散髪することで、羊が体温調節できずに病気になったり、転んだ際に毛の重さで動けなくなったりするのを防ぐ。
27~29日は各日午前10時半と午後1時半からの2回。雨天中止。入場料は大人600円、小中生200円。同牧場TEL078・891・0280 =写真は2022年撮影
■きらめく青い花 ネモフィラ見頃 南あわじ・イングランドの丘
10万本のネモフィラが、南あわじ市八木養宜上の観光施設「淡路ファームパーク・イングランドの丘」で見頃を迎えている。青空の下、澄んだブルーの花々がきらめいている。
北米原産の一年草で、花の大きさは3センチほど。青い花の中心が白いため、英語では「ベビーブルーアイズ(赤ちゃんの青い瞳)」と呼ばれる。
同施設では7年ほど前から、約2200平方メートルで栽培する。今年の見頃は4月末ごろまでだという。
満開の花畑を訪れた人は足元に咲く小さな花を見つめたり、カメラに収めたりして楽しんだ。畑にはハートのオブジェもあり、記念撮影する人もいた。
イングランドの丘TEL0799・43・2626
■シェアサイクル楽しんで 谷上駅前など 西北神にレンタル拠点
神戸市は、北区と西区に位置する「神出山田自転車道」をシェアサイクルで楽しんでもらおうと、自転車の貸し出し・返却拠点4カ所を両区内に設けた。神戸電鉄と連携した試みで設置は5月26日まで。
自転車道は北区山田町から西区神出町までの約19・3キロ。途中、つくはら湖展望台などがある。今回は、神鉄谷上駅前から北区山田町までの推奨ルートを加えた全長約25・3キロ(時速10キロで約3時間)のコースに加え、区間内に初心者(約15・5キロ)や北区山田町文化財史跡巡り(約10キロ)のコースも設定されている。
設置は谷上駅前と神鉄栄駅前、つくはらサイクリングターミナル、兵庫楽農生活センター。営業は土日祝日の午前10時~午後5時まで、両駅前の拠点は平日(月曜除く)も利用できる。
クロスバイクの料金は大人1500円(平日500円)、小学生以下500円。電動や子ども用の自転車、子どもを乗せるサイクルトレーラーもある。同自転車道のサイトで予約する。 =写真は神戸市提供
■「藤まつり」で千年藤ライトアップ 宍粟市・大歳神社周辺
「千年藤」で知られる県天然記念物のノダフジがある大歳(ださい)神社(宍粟市山崎町上寺)と周辺で、武者行列やグルメフェス、ライトアップなどを実施するイベント「藤まつり」が開かれている。5月6日まで。
千年藤は平安時代の960年に植えられたとされ、4月下旬~5月上旬に紫色の花が、シャワーのように藤棚から垂れる。
藤まつりはこの時期に合わせて、地元住民でつくる各団体が主催。同神社や山崎町連合商店街、宍粟防災センター、イベント用スペース「よいまちや」などで催す。
主な内容は、千年藤のライトアップ(25日~5月6日午後6~9時)▽山崎城跡などを案内するまち歩きガイド(27~29日、5月3~5日)▽近くの伊沢町公民館でバザー(28、29日)▽山崎町連合商店街でスタンプラリー(28日、5月3日)▽宍粟美術協会員らの作品展(28日~5月5日)▽市内の飲食店の弁当を販売する「しそうグルメフェス」(同3~5日)▽手づくり甲冑(かっちゅう)とつぼ装束の着付け体験(同3、4日)▽子ども対象の武者行列(同5日)-がある。
しそう森林王国観光協会TEL0790・64・0923 =写真は2021年撮影
■飲んで食べて!!特産「六条大麦」 28日に稲美町で「フェス」
東播地域の特産品をPRする「六条大麦フェス」が28日、JA兵庫南の直売所「にじいろふぁ~みん」(稲美町六分一)とにじいろ農園(同町岡)周辺で開かれる。同JAが産地振興を目的に初めて開催。近くの農地を散策し、六条大麦を間近で見られる「おさんぽラリー」などさまざまな催しがある。
六条大麦は加古川市と稲美町で栽培され、2023年は計415ヘクタールで1452トンを収穫した。
主に麦茶の原材料となるが、さらなる活用を目指し、同JA、県立農業高校、東播磨県民局などが「大麦プロジェクト」を展開。新たな加工品「大麦粉」「米粒麦」の開発、「大麦ストロー」の商品化、わらを使った北欧の装飾品「ヒンメリ」製作、豊岡市の伝統工芸「城崎麦わら細工」の材料供給などに取り組む。
フェスでは、岡西営農組合の協力で、にじいろ農園南側の農地でスタンプラリー(午前9時~午後3時)を実施。受付で台紙をもらい、2カ所のチェックポイントとゴール(受付場所と同じ)でスタンプを集めれば麦茶(500ミリリットル)をプレゼントする。
直売所では、米粒麦入りかまどご飯試食会、六条大麦を原料とした甘酒の新商品(キング醸造から7月発売予定)の先行試飲会がある。このほか県農生が大麦粉を使って手作りした焼き菓子を販売。ヒンメリ作り体験(材料費込み220円)も行う。アグリ支援課TEL079・496・5788
■舞台などの催し楽しめるフェス 27日から姫路・手柄山
姫路市は、スタンプラリーやステージイベントなど多彩な催しを楽しめる「手柄山スプリングフェスティバル」を27日から、同市西延末の手柄山中央公園一帯で開く。5月6日まで。
期間中、公園内の手柄山交流ステーション▽市立水族館▽緑の相談所▽温室植物園▽平和資料館-の5施設でスタンプラリーを実施する。4月29日には、山上広場でパトカーや消防車、白バイなどと写真撮影ができる「はたらく車大集合」がある。
5月3~5日には、同広場でステージイベントがあり、よさこいやバンド演奏など16団体が出演。5、6日には緑の相談所前で、飲食などのブースが並ぶ「楽市楽座」を催す。
「こどもの日」の5日は平和資料館の入場が無料。水族館と植物園も小中学生は無料となる。同ステーションTEL079・299・2500
■神戸ビーフなど味わって 5月3~5日、神戸・中突堤
神戸ビーフなどを楽しむ恒例イベント「2024神戸ミートフェア~肉の街KOBE」が5月3~5日、神戸市中央区波止場町、中突堤で開かれる。
神戸ミートフェア実行委員会が主催。神戸ビーフやジャンボすき焼きの試食(いずれも先着順)に加え、ステーキや食肉加工品、焼き肉などを販売する。
午前10時~午後5時。小雨決行。同実行委TEL078・671・6613
■チューリップ14万本花盛り 加西・フラワーセンター
加西市豊倉町の県立フラワーセンターで色とりどりのチューリップが咲き誇っている。3月末に冷え込んだため、開花は例年より3~4日遅れ。
同園では、球根を植えた鉢を冷蔵庫で保管するなどして開花時期を調整。30日まで開催する「チューリップまつり」の期間中、露地や鉢植えの300品種14万本が楽しめる。
風車前花壇や四季の花壇では、紫色の「アンジェスカ」やピンクと白の「桃太郎」など早咲き品種が咲きそろい、家族連れなどが写真を撮ったり、弁当を広げたりしている。
友愛の道では160品種250鉢が並び、富山県が開発したレモンイエローの「なごり雪」や淡いピンクの「サクラフブキ」など珍しい品種を紹介する。
5月7日まで無休。入園料は一般500円、高校生以下無料。同園TEL0790・47・1182
■須磨海岸潮干狩り エリア1.5倍に
須磨海岸(神戸市須磨区)で楽しめるアサリの潮干狩りが始まっている。今年は多くの来場者に対応するため、エリアを従来の約1・5倍に拡大した。
地元漁業者でつくる「すまうら水産有限責任事業組合」が2018年から企画し7回目。JR須磨駅すぐの砂浜が会場となり、6月2日まで開催する。
ゴールデンウイークや土日には多くの来場で順番待ちの長い列ができていた。これまで東西約160メートルだったエリアを約220メートルに広げた。期間中は会場にパラソルが置かれ、宝探しやビンゴ大会などのイベントも用意する。
営業は午前10時~午後5時。大人1800円、3歳~小学生800円。持ち帰りは大人1人700グラム、子ども1人300グラムまで。熊手やバケツは有料でレンタルできる。5月7~9日は定休日。問い合わせは同組合専用ダイヤルTEL070・3114・1030