「神明あかふじ米第38回兵庫県ジュニア軟式野球選手権大会」に20チームが出場する。9地区12ブロックで争った予選を振り返る。
■神戸地区

神戸はA、Bの2ブロックに分かれて熱戦を展開し、南落合ベースボールクラブ、白川ホーネッツ、小部東アローズの3チームが本大会に進んだ。
2枠の出場権が与えられるAブロックには45チームが出場し、南落合が初優勝した。速球が持ち味の日置莉生投手を堅守で支えて勝ち上がり、試合を重ねるごとに競り負けない我慢強さが際立つように。江崎桜馬主将は「みんなよく声を出して、全力のプレーができた」と手応えを口にする。
準優勝の白川は、走攻守で気合の入ったプレーが光る。決勝は無得点に終わったが、本来は序盤からどんどん得点を狙うチーム。扶川遥斗主将は「本大会では、しっかり自分たちのプレーを出したい」と意気込む。
各団体の予選を勝ち抜いた4チームが1枠を争ったBブロックは、小部東が制した。王塚台南コンドルズとの決勝はタイブレークにもつれ込み、北畑匠基選手の逆転サヨナラタイムリーで決着。基礎練習を徹底して積み上げた守備力で、ロースコアの接戦に持ち込む理想的な試合展開だったといい、山口遼久主将は「本大会も目標は優勝」と闘志を燃やす。
■阪神地区

8チームが熱戦を繰り広げた阪神ブロック大会は、鳴尾東ビクターズ(西宮市)が成徳イーグルス(尼崎市)を抑え、頂点に立った。両チームと3位決定戦でコールド勝ちした宝塚野球クラブ(宝塚市)が本大会に進む。
鳴尾東は準決勝で19点を取るなど打撃力が持ち味。決勝では二回に2者連続の三塁打で先制すると、三回には二塁打で出た走者を進め、追加点を奪った。投げては、3人の投手が無失点でつなぎ、3-0で勝利した。北山楓唯主将は「チームの雰囲気も明るくて良かった。必ず優勝したい」と話し、2番手で登板した梶本健太投手は「本大会でもチームを勝利に導く投球をしたい」と意気込んだ。
成徳は3点を追う五回、山岡洸貴選手が二死から三塁打を放って好機をつくるも、続く打者が三振に倒れ、1点が遠かった。打撃がチームの課題といい、山岡選手は「犠打が好機で決まらなかった。本大会までに打撃練習を頑張りたい」と前を向いた。
宝塚は1点差の五回に6点を奪う猛攻を見せ、勝利した。谷幹太主将は「二回以降を0点に抑えたことが勝利につながった」と振り返った。
■摂丹地区

摂丹ブロック大会は三田、丹波篠山、丹波市から計12チームが出場し、決勝では篠山少年野球団(丹波篠山市)が、ウッディボーイズ・ウエスト(三田市)をタイブレークの末に7-5で下して優勝した。両チームが本大会に出場する。
篠山少年野球団は準決勝で相手打線を1失点に抑えて勝利。決勝は終盤までリードを許す苦しい展開だったが、最少失点差で粘り、最終回に小西亜虎選手が、値千金の同点ランニング本塁打を放った。堅い守備からリズムをつくり、畑翔和主将を中心とした打線で得点を狙う。
ウッディボーイズ・ウエストは「全員で1点を取る野球」を掲げ、準決勝では犠打や盗塁を絡めながら着実に加点し、守備では継投で1失点にまとめた。内田隼人主将は先発投手も務めるほか、中心打者としてチームを引っ張り、本大会でも上位進出を目指す。
■淡路地区

淡路島は2ブロックで計13チームが熱戦を繰り広げ、北淡路ブロックはいざなぎ少年野球クラブが王座を奪還し、南淡路ブロックは五色ベースボールクラブが初優勝を果たした。
北淡路ブロックは淡路市の5チームが出場し、決勝はいざなぎと昨年覇者の志筑少年野球団が対戦。いざなぎは一回に2点を先制後も着実に点を追加し、四回に平松櫂選手の右越え2ランなどで3点を挙げ、試合を決めた。
3安打を放ちマウンドにも立った明石朔主将は「チームの調子は最高。本大会では監督に初勝利をプレゼントする」と健闘を誓う。
南淡路ブロックは洲本、南あわじ両市の計8チームから、五色ベースボールクラブと大野インプレッションズが決勝に駒を進めた。五色は、一回に溝渕春馬主将の三塁打で先制し、その後も打線が爆発。四回、2死満塁で溝渕主将がランニングホームランを放ち、7点差でコールド勝ちを決めた。
「『僕が打つ』という気持ちで狙いにいった」と溝渕主将は笑顔でホームイン。2チーム合併による創部から3年、本大会では「一つでも多く勝って優勝を目指す」と意気込む。
■姫路地区

姫路ブロック大会には、姫路市と神崎郡から計33チームが参加した。決勝では接戦の末、飾磨・インパルスが5-3で、前年の覇者・広畑コンドルズを振り切り、5年ぶり3回目の優勝を果たした。本大会には、この両チームが出場する。
代表決定戦となる準決勝では、両チームとも実力を発揮した。飾磨・インパルスは、的形ユニオンスポーツ少年団に7-0の5回コールド勝ち。広畑コンドルズも書写ブラザーズを6-0と、投打で圧倒した。
飾磨・インパルスの大木鉄生主将は「最後まで諦めず、粘り抜くのがチームの持ち味」という通り、決勝では先制点を許しながらも逆転し、相手の反撃を封じた。
広畑コンドルズの新田悠人主将は「ベンチのメンバーも含め、チーム一丸となって戦う。ミスが出ても、必ず誰かがカバーする」と本大会での健闘を誓う。
■西播地区

宍粟市や相生市など西播磨少年野球連盟所属の11チームが出場した西播A地区ブロック大会は、宍粟ACEベースボールクラブが勝ち抜いた。
2回戦から登場し、決勝を含む3試合で22得点を奪う攻撃力でトーナメントを駆け上がった。双葉ベースボールクラブとの決勝では初回に3長短打で一気に3点を先取。永富丞投手の粘り強い投球で相手を1点に抑えて逃げ切った。地区大会2度目の出場でつかんだ本大会切符に、小川翼主将は「チーム全員で打って守って声を出して頑張りたい」と意気込む。
西播B地区ブロック大会には、赤穂市少年野球連絡会に所属する5チームが参加し、赤穂野球スポーツ少年団が14年ぶり3回目の本大会出場を決めた。
有年原野球スポーツ少年団との決勝は、1点を争う好ゲームに。2-2の同点で六回を終え、タイブレークの特別延長に突入した。
七回の有年原の攻撃を無失点で乗り切ると、赤穂は送りバントで1死二、三塁の好機に。ここで中山廉斗選手が右中間を破る安打を放ち、劇的なサヨナラ勝ちで優勝を決めた。本大会では、自慢の堅守を武器に上位進出を目指す。
■東播地区

東播磨の8チームで競い合った東播ブロック大会は、魚住フェニックス(明石市)が2年ぶり2度目の頂点に立った。準優勝の東播ナインストリーム(加古川市)とともに本大会への出場を決めた。
魚住は1回戦から猛攻で相手チームを圧倒し、決勝までの2試合をいずれもコールドゲームで勝ち進んだ。東播との決勝では、初回から適時打などで2点を先制し、三回と五回にはランニングホームランも飛び出すなど、長打力を見せつけた。
東播はチャンスを確実に得点に結びつける試合運びなどで勝ち進み、魚住との決勝でも終盤に適時打で2点を返して地力の高さを見せつけたが、最後は魚住の好守に阻まれた。
魚住の大西聖弥主将は「守備走塁が自分たちの強み。本大会までにレベルを上げて臨みたい」と意気込みを語った。
■北播地区

12チームが頂点を争った北播地区ブロックからは、念願の初優勝を飾った米田少年野球クラブ(加東市)が、準優勝の西脇野球スポーツ少年団(西脇市)とともに本大会出場を決めた。
地区大会の4試合で計32得点を挙げた米田。準決勝では2点リードの五回に先頭の入江結斗選手が右中間を破る三塁打を放ち、続く森兼大和選手のスクイズで手堅く加点。切れ目のない打線と、相手の守備の乱れを逃さない隙のなさで圧倒した。決勝は4投手の小刻みな継投で無失点。好投した本田遼雅主将は「本大会では一つ一つ勝ちを進めて目指すは優勝」と力を込める。
西脇は準決勝の一回にスクイズで先制して勢いづき、2年ぶりに本大会切符を手にした。坂本政法監督は「持ち味が出せた準決勝、相手に圧倒された決勝。本戦への課題が見えた」とさらなる選手の成長を促す。
■但馬地区

24チームがしのぎを削った但馬ブロックは、初優勝した浜坂ブルーオーシャンズ(新温泉町)と準優勝の五荘エンゼルス(豊岡市)が本大会に進む。
浜坂は、主力の6年生を中心とした守備力が持ち味。初戦から決勝の計5試合を34得点9失点で勝ち進み、全試合で2点以上の差をつけた。
決勝では一回、安打と四球で出塁した2人が、前田旭陽選手の二塁打で生還、2点を先制した。さらに四回にもそつなく1点を追加し、突き放した。山本将虎主将は「本大会でも一丸となって戦いたい」と意気込む。
6年生11人を擁する五荘は、チームワークと爆発力が強み。本大会出場を目標に練習を重ね、決勝も7安打を集めてあと一歩まで迫った。米谷凪主将は「打撃力を鍛えて本大会を勝ち抜きたい」と力を込める。
























