老朽化した設備更新のため休館していた明石市立天文科学館(同市人丸町)が30日、リニューアルオープンする。国内最長の稼働日数を誇るプラネタリウムは音響や映像設備を更新し、広場には「クラゲ日時計」が加わった。29日、報道関係者ら向けの内覧会が開かれた。(新田欧介)
■再開祝いテープカット、記念の外壁タイル販売も
館内は、空調や照明設備をより環境負荷が少ない形に変更。約9千個の星を映し出すプラネタリウムは、星を映す「恒星原板」を修繕し、くすんでいた星の輝きを回復させた。プロジェクターや音響も更新し、迫力のある映像が楽しめる。
特別展(12月6日まで)では、世界初の近代的な光学プラネタリウム「ツァイス1型」や、日本初のロケット実験機「ペンシルロケット」などを展示。14階の展望台には自動販売機などのカフェスペースが設けられた。
また、明石海峡を眼下に望む4階の日時計広場には、昨年の大阪・関西万博で展示されたクラゲ日時計が設置された。セイコーグループから寄贈されたもので、デザインした同社の佐藤紳二さん(65)は「このような形で残してもらい誇らしい。明石で毎日平穏に時を刻み続けてほしい」と期待する。
井上毅館長(57)は「休館は資料をじっくり見返す機会になった。次世代に天文科学館の良さを引き継ぐため、伝統を大切にしつつ新しいことにどんどんチャレンジしたい」と意気込む。
30日午前9時15分からは、テープカットがある。近くの保育園児らが演奏を披露し、同館の人気ヒーロー「シゴセンジャー」も登場する。リニューアル記念グッズとして、外壁のタイルを「子午線」にちなみ、4500円で販売する。
入場料700円(高校生以下無料)。午前9時半~午後5時(最終入館は午後4時半)。同館TEL078・919・5000
























