8月の「生きるのヘタ会? てんてん×神戸新聞」は、子どもたちに「生きづらい!」のホンネを聞く夏休みスペシャルです。インターネットのアンケートで「10代のあなたの不安、悩みを教えてください」と呼びかけたところ、学校生活や家族のことについて、たくさんの声が寄せられました。一部を紹介します。
■学校がストレス
学校自体がストレス。「起立、礼、着席、背筋伸ばしてー」「3分前行動」「みんなできてるからできる」「休み時間中に考えとくように」と言われる。企業だったらパワハラだと思う。=少数派さん(14歳)
■部活が苦痛
部活がきついです。成果を出したらねたみ、タイムを落とすと泣いてキレる人がいます。辞めると内申書悪くなるという顧問がいます。とても苦痛です。仲間意識を重視する前に、一人一人自立した思想を重視してほしい。=ヤンバルクイナさん(中学2年)
■逃げたみたいに言わないで
今、高校3年。地元では進学校。(進路は)国公立が良くて、私立は勉強から逃げてる、みたいに世間や先生から言われる。学校の先生に言いたい。私は、自分のやりたいことを学べる大学が私立だっただけなのに、国公立受験から逃げたみたいに言わないでほしい。先生は生徒のためを思っての進路指導ではなく、学校の進学実績を上げることしか考えてないように思う。=るるさん(17歳)
■否定するだけでなく、認めて
私はどちらかといえば一人の時間も大事にしたい人間なのですが、友達は常に誰かと一緒にいたいタイプの人間らしく、常に私と一緒に行動しようとしてくるのが私にとっては少し重く感じます。かといって、離れてくれとは言えないのが悩みどころです。学校は多種多様な生き方を受け入れてほしいです。親や大人は、否定することや叱ることだけでなく、認めるということもしてほしいです。=あかさん(高校3年)
■自己肯定できず
親が不仲で、母は教育に異様なほど厳しく、父はスマホを触るか自慢、愚痴ばかり。母は98点でも何時間も怒り、100点でも字が汚いと理不尽に叱られました。物を投げられたり、好きなものを目の前で切り刻まれたりと、トラウマがどんどん増えていき、不登校になりました。父は私が賞をとった時、成績が発表された時だけ私に興味を持ち、仕事場の人に自慢するだけして、私は褒められませんでした。アクセサリーのように扱われていました。そんな家だと自己肯定感など持てず、アームカットを繰り返しています。問題がありすぎて、もうどうすればよいか分からず、疲労が取れません。=みけさん(13歳、中学2年)
■話すことに自信がなくて
人と話すのが下手です。自分がしゃべると笑われてる気がして、やっぱり話すのをやめてしまう。だから、一人でいることがほとんどです。グループワークとかで、「なんで意見を言わない?」とか叱られるけど、自信がないし、怒られたら余計に話せなくなる。=Yさん(17歳)
■大人は笑ってほしい
家族が家族に暴力をふるったところを、数年前に一度目撃したことがトラウマになって、それから人のことを信用できません。姉妹が自分のことをバカにする発言を繰り返します。しんどい家から出るには、学校に行くのが一番いいということは知っています。でも、家でストレスがたまりすぎて、朝起きられないし、起きられたとしても学校に行く気力と体力が足りません。大人たちに笑っていてほしいです。大人たちが笑っていると、私たちも笑うことができます。笑うだけでいいので、笑っていてほしいです。=ちょんじぇさん(中学3年)
■朝起きられない
学校に行く時、朝起きられない。朝の体調が悪い。部活も休んでいたら、もうコンクール前の時期になってしまっていた。体力が落ちた。=匿名さん(中学2年)
■アニメ好きと言えず
僕はアニメと声優の方がとても大好きです。でも、周りにいる人から「おまえ○○っていうアニメ見てるん? 普通に引くわ」だったり、「おまえ○○っていう声優好きなん? アニメ好きなのは分かるけど、声優はおかしない?」などと言われる事が多々あります。自分の本当に好きなものを言えず、日々を生きていくのがしんどくなったりします。=北極在住のペンギンさん(16歳、高校2年)
■校則、軍隊みたい
学校の自由度を上げてほしいです。制服、靴下の色、ジャンパーの色、試験ごとに物を家に持って帰ることなどです。軍隊みたいに意味のないことを強要されることに、うんざりしています。=きーたんさん(17歳、高校3年)