回転ずしなど身近な外食チェーンで、フグを見かける機会が増えてきた。天然物の漁獲量が安定し、北海道では5年前の2倍になった。2024年に全国で販売に関する規制がなくなり、飲食店や量販店が除毒済みフグを扱う際の自治体への届け出義務が廃止されたことも追い風になっている。
回転ずしの活美登利(東京・品川)は2025年春、「ふぐ白子軍艦」(1皿308円)を同社一押しのメニュー「こだわりシリーズ」に加えた。24年夏から「北海道産真ふぐの炙(あぶ)り」(1皿374円)を加えたのに続く動きだ。同社がすしネタとしてフグを扱うのはこの2品が初めて。