老朽化したマンションが増える中、修繕積立金が不足している管理組合が目立ち始めています。対策を考えるべき管理組合は、役員の担い手不足も指摘されています。兵庫県マンション管理士会会長の玉田一成さん(71)に、管理不全にならないための対策を聞きました。(聞き手・斉藤正志)
-定期的な修繕ができないなど、マンションの「管理不全」が問題になっています。
「滋賀県で、管理組合がなく誰も管理しなくなったマンションが周辺に悪影響を及ぼし、問題になりました。そこまでの問題にはならなくとも、区分所有者の高齢化などにより、役員の担い手不足は全国的な傾向です」