神戸文学館の模型を組み立てる学生たち=三田市学園上ケ原、関西学院大学神戸三田キャンパス
神戸文学館の模型を組み立てる学生たち=三田市学園上ケ原、関西学院大学神戸三田キャンパス

 関西学院の礼拝堂(チャペル)として建てられた神戸文学館(神戸市灘区)の生誕120年を記念し、関西学院大学神戸三田キャンパス(三田市学園上ケ原)の学生たちが、当初の姿を再現した模型を作った。同館で開かれている企画展「原田の森と歩んで」に12日から展示する。(尾仲由莉)

発泡スチロールなど使い2カ月かけ

 関西学院はかつて「原田の森」と呼ばれた王子公園一角にキャンパスを置き、礼拝堂は1904年に建築された。天井にある大きなアーチ状の梁(はり)が特徴的で、45年の神戸大空襲で屋根などが焼け落ちたが、改修を重ね、2006年からは神戸文学館として親しまれている。神戸市内に現存する最古のれんが造りの教会建築物で、08年には国の登録有形文化財にも指定された。