感謝の思いを乗せて風船を飛ばす参加者=高平幼稚園
感謝の思いを乗せて風船を飛ばす参加者=高平幼稚園

 三田市内の4幼稚園を再編統合し、4月から認定こども園「ありまふじ幼稚園」になる高平幼稚園(下里)と母子幼稚園(母子)の閉園式が、それぞれ開かれた。園児や卒園生、地域の人たちが集い、思い出の園との別れを惜しんだ。小野幼稚園(小野)は15日、志手原幼稚園(志手原)は3月に閉園式を開く。

■高平幼稚園 風船飛ばし思い出を振り返る 「さみしいけれど忘れないよ」

 高平幼稚園では約240人が36年の歴史を振り返り、感謝の気持ちを伝えた。

 高平幼稚園は1989年に88人で開園し、当時が園児数のピークだった。現在の園児は11人で、卒園者は本年度の7人を含めて計850人。志手原、母子、小野の3園とともに統合され、今の志手原幼稚園の場所に開園する「ありまふじ幼稚園」で約30人が新たな歴史を歩む。