竹ざおの先端に提灯を付けた「さいれん坊主」を掲げて境内を練り歩く地元住民ら=たつの市揖西町中垣内
竹ざおの先端に提灯を付けた「さいれん坊主」を掲げて境内を練り歩く地元住民ら=たつの市揖西町中垣内

 今春、県登録無形民俗文化財に指定された伝統行事「さいれん坊主」が15日夜、たつの市揖西町中垣内の恩徳寺であった。「播磨の奇祭」とされる盆の風物詩で、住民らが先端に丸い提灯が付いた竹ざおを掲げ、輪になって舞う。暗がりに無数の灯ろうの明かりが浮かび上がり、境内は幻想的な雰囲気に包まれた。