ハマウツボを観察する高雄小の児童=赤穂市高雄
ハマウツボを観察する高雄小の児童=赤穂市高雄

 赤穂市高雄の千種川河川敷で、希少植物「ハマウツボ」の保全活動に取り組む「高雄地区水辺づくり協議会」が、環境大臣表彰を受賞した。自然環境の保全に功績があった個人や団体をたたえるもので、生息地の環境改善などに地域一体で推進してきた活動が評価された。(橘高 声)

■当初は17本、21年には4千本を超え県内最大の群生地に

 ハマウツボは、県版レッドデータブックでAランクに指定され、絶滅が危惧される。県内では淡路島と赤穂の2カ所で確認されている。光合成をせず、カワラヨモギなどの根に寄生することで成長し、5月ごろには紫色の花を付ける。