再利用された制服。進学時の経済的負担を和らげる=相生市役所
再利用された制服。進学時の経済的負担を和らげる=相生市役所

 秋が深まり、進学準備もそろそろ始まる時期。物価高騰の中、学用品を買いそろえる経済的な負担を和らげようと、卒業のため、または成長でサイズが合わずに着終えた学生服を再利用し、希望者に譲渡する動きが広がっている。資源の有効活用も狙った「制服リユース」「制服バンク」とも呼ばれる活動。相生市も取り組んでおり、「思い出は心に残し、制服は次の世代に引き継いでは」と善意に期待する。(佐藤健介)