「ひょうごレザー」を使ったビームスのオリジナル商品=たつの市龍野町富永
「ひょうごレザー」を使ったビームスのオリジナル商品=たつの市龍野町富永

 兵庫県皮革産業協同組合連合会(兵皮連、姫路市)と大手セレクトショップ「ビームス」(東京)が連携し、県産皮革「ひょうごレザー」を使った独自商品を製作した。両者による商品づくりは6回目で、バッグや衣類、小物など計13種類のサンプル品が兵庫県たつの市内でお披露目された。商品は12月4~17日、ビームスの東京・下北沢の店舗に並ぶほか、オンラインショップでも販売する。(西竹唯太朗)

 姫路、たつの両市には皮革工場が集積し、県内でなめされる成牛革は国内シェアの約8割を占める。

 両市のタンナーらで構成される兵皮連は2020年度からビームスと連携。原皮から生産した皮を100%使って県内でなめし、排水などを適正に処理した革を「ひょうごレザー」と命名した。今回は、ビームスの協力ブランド2社も新商品開発に参加した。

 お披露目会の会場には、高いデザイン性と使いやすさを両立させた新商品がずらり。パソコンなどを収納できるクラッチバッグや、1990年代の米国で新聞配達に使われたとされるかばんをモチーフにした「ニュースペーパーバッグ」などが並んだ。近年、男性にも需要が高まっているという革製スカートも目を引いた。

 東京での販売を前に、兵皮連のメンバーらが初めて、販売店員向けに革の歴史や保管方法などを伝える講習会も開く予定という。兵皮連の中田裕史副会長(64)は「最初から『革製品を買おう』と思って来店する客は少ない。店員経由で革に興味を持ってもらえれば」と期待した。