学校終わりに国語の教室へ参加し、作文の練習に励む児童たち=川西市南野坂1
学校終わりに国語の教室へ参加し、作文の練習に励む児童たち=川西市南野坂1

 元小学校教師の草野洋和さん(62)=兵庫県川西市=が、閉店後のカフェで「国語の教室」を開いている。指定難病のパーキンソン病を患い、体の自由は利きづらいが、懸命にリハビリしながら子どもたちに教える。丁寧な指導が母親らの口コミで広がり、生徒数は開講時の3倍に。日々、子どもたちと触れ合う時間を大切にし「苦手意識を持たず、勉強の楽しさを味わってほしい」と話す。(浮田志保)