神戸５人殺傷事件で、殺人罪などに問われた男性被告（３２）を無罪とした２５日の大阪高裁判決を受け、殺害された女性＝当時（７９）＝の遺族の５０代男性は「判決は私たちの心をもう一度殺すに等しいものだった」とするコメントを代理人弁護士を通じて出した。
被告は一審で、刑事責任能力の程度が争点となり、「心神喪失状態にあった合理的な疑いが残る」と判断された。控訴審でも結論は覆らなかった。
「私たちの心をもう一度殺すに等しい」神戸5人殺傷事件、2審も無罪に遺族ら憤り「罰せられない理由が分からない」
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