神戸新聞での連載を再編集し、4月22日に発売される絵本「かなしきデブ猫ちゃん マルの真夏のプレゼント」(文・早見和真、絵・かのうかりん、税込み2500円)の帯に、加古川市出身の俳優、上野樹里さんが推薦コメントを寄せることが決まった。
2023年4月~24年1月、計37回にわたって神戸新聞紙上で連載した童話の書籍化。ハチワレ猫のマル(3歳)が、体形のことでからかわれている西宮市の少年を励ますために、兵庫県内各地を旅する冒険物語で、「天空の城」竹田城跡や県最南端の沼島など兵庫の見どころがふんだんに登場し、マルと仲間たちとの出会い、成長が描かれる。
上野さんの出身地の加古川市では、マルが約90年前に建てられた旧加古川図書館を訪問。戦前に兵役検査をしたという三島由紀夫をモチーフにしたキャラクターも登場する。
上野さんはデブ猫ちゃんの絵本が県内の全公立小学校や特別支援学校に寄贈されていることを知り、「素晴らしい活動」と評価。兵庫編第2弾の絵本を読み、「マルが私のふるさとにやってきた! 熱い思いを胸に、時には気ままに。私もそんなふうに生きていきたい」と感想を寄せた。
デブ猫ちゃんは、5月11日からは最新作の連載「マルの怪盗Xを追え!」がスタートすることも決まった。絵本「マルの真夏のプレゼント」は現在、予約購入者に、オリジナルクリアファイルと絵はがきをプレゼントする先行予約キャンペーンを実施中。
予約サイトはこちらhttps://kobe-np.stores.jp/items/65c98ad96c33ac701c3607da