神戸新聞社の調査で浸水の恐れのある指定避難所と分かった西宮市の西宮今津高校(写真右上)周辺=2022年11月撮影
神戸新聞社の調査で浸水の恐れのある指定避難所と分かった西宮市の西宮今津高校(写真右上)周辺=2022年11月撮影

 災害時に被災者が身を寄せる兵庫県内の指定避難所計100施設が、南海トラフ巨大地震による津波で浸水する恐れのあることが神戸新聞社の調査で分かった。西宮市は全体の約3割、尼崎市や洲本市で約2割の避難所が該当する。これらの避難所は発生時に開設できない可能性があり、専門家は「平時から津波時は使用できないことを周知しておくべきだ」と指摘する。