「最近は帯状疱疹の患者が若年層にも増えている」と話す山下純史医師=神戸市東灘区住吉宮町4、やました皮フ科クリニック
「最近は帯状疱疹の患者が若年層にも増えている」と話す山下純史医師=神戸市東灘区住吉宮町4、やました皮フ科クリニック

 ピリピリと刺すような痛みを伴う発疹や水ぶくれが現れる「帯状疱疹(ほうしん)」。日本では成人の9割以上に発症リスクがあり、80歳までに3人に1人がかかるとされる。強い痛みが残る「帯状疱疹後神経痛(PHN)」などの合併症につながる恐れもあり、予防にはワクチン接種が有効だ。兵庫県は今年4月から、50歳以上が任意で受ける接種費用について、市町への一部補助を開始。これを受け、公費助成を行う県内自治体が急増している。(勝浦美香)