須磨学園高校1年の16人が自身のライフプランや心と体の健康などについて意見を交わした=神戸市須磨区板宿町3
須磨学園高校1年の16人が自身のライフプランや心と体の健康などについて意見を交わした=神戸市須磨区板宿町3

 妊娠、出産を含めた人生設計に向けて自身の体や心の健康を考える「プレコンセプション(妊娠前)ケア」の授業が3日、神戸市須磨区の須磨学園であった。高校1年の約400人が性に関する知識やパートナーとの対等の関係を学習。「将来結婚や出産をしてもしなくても、自分の健康を考えることは大事だと感じた」と前向きな声が上がった。

 兵庫県は2024年度、不妊治療の支援策を強化し、その一環で高校や大学にプレコンセプションケアの講師を派遣している。派遣は同学園で8校目。妊娠や出産、育児に悩む人らを支援する団体「小さないのちのドア」(神戸市北区)の永原郁子代表理事が講義した。