関西広域連合委員会の会合後、記者団から進退について問われる斎藤元彦知事=18日午前、大阪市北区、大阪国際会議場
関西広域連合委員会の会合後、記者団から進退について問われる斎藤元彦知事=18日午前、大阪市北区、大阪国際会議場

 兵庫県の斎藤元彦知事は18日、大阪市北区で開かれた関西広域連合委員会に出席した。終了後、知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を作成した元西播磨県民局長の男性(60)が死亡した問題を巡って、報道陣に進退を問われ、改めて辞職を否定した。

 斎藤知事は「現下の状況を招いているということは大変申し訳ない」と謝罪。その上で、「これから一つ一つの業務を着実に進める。そして文書問題の調査に対応していくことで、県政の信頼回復をしていくことが私の務めだ」と強調した。

 大阪府の吉村洋文知事が17日、斎藤氏の会見対応を「話し方が官僚的」「自分の言葉で正面から伝えた方がいい」などと指摘したことについては「詳細は承知していないので、明確にコメントできないが、吉村知事のご指摘については真摯に受け止めたい。これからも自分の考えを自分なりに答える姿勢で臨みたい」と話した。(門田晋一)