親鳥に身を寄せようと、巣のへりまで登るアオバズクのひな=神戸市須磨区内(地元愛鳥会会長提供)
親鳥に身を寄せようと、巣のへりまで登るアオバズクのひな=神戸市須磨区内(地元愛鳥会会長提供)

 神戸市須磨区の公園で夏鳥のアオバズクが子育てにいそしんでいる。大木を見上げると、無数の小枝でしつらえられたおわん形の巣にたたずんでいる。巣の主はカラスとみられるが、どうやら間借りしてひなを育てているようだ。

 アオバズクはフクロウの仲間で、平地から山地の林に生息する。日本には初夏に東南アジアから飛来し、兵庫県のレッドリストでは絶滅の危険が増しているBランクに指定されている。