兵庫県香美町村岡区の兎和野高原で、夏の夜空に架かる天の川が、鮮明に浮かび上がっている。
同高原は標高約540~650メートルで、まちの明かりがほとんど届かない絶好の観察スポット。厳しい暑さが続く但馬地域だが、無数の星に覆われた高原は清涼感たっぷり。淡い白色の光の帯が南から北の空へと続き、時折、流れ星が横切っていく。
同地域では、山間部のキャンプ場などで長大な銀河の輝きを見ることができる。パリ五輪のテレビ観戦で連日、夜更かしをした人も多いはず。星空の観察は、疲れた目の癒やしと新たな感動をもたらしてくれるかも。(丸山桃奈、長谷部崇)