お盆休みもあとわずか。夕刻、中国自動車道上り車線(右)は渋滞でノロノロ運転が続いた=17日午後、西宮市塩瀬町名塩(撮影・長嶺麻子)
お盆休みもあとわずか。夕刻、中国自動車道上り車線(右)は渋滞でノロノロ運転が続いた=17日午後、西宮市塩瀬町名塩(撮影・長嶺麻子)

 台風7号の関東への最接近から一夜明けた17日、各新幹線は通常運転となった。南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)に伴う政府の注意の呼びかけが終了して初の週末にも当たり、兵庫県内の鉄道や空港、道路ではお盆のUターンが見られた。

 台風の影響で、16日に一部の便が欠航した神戸空港。17日は混雑はなかったが、スーツケースを持った親子連れの姿が目立った。東京に向かう便に乗るという会社員の女性(33)は「(帰る日が)昨日じゃなくて良かった」とほっとした表情。岩手県の夫の実家に家族で出かけた神戸市垂水区の主婦(44)は「地震が心配だったけど、予定は全部こなせた。台風を避けて帰って来られた」と話した。

 山陽新幹線は東京行きが満席に近い状態となった。

 日本道路交通情報センターによると、名神高速道路上り大山崎インターチェンジ(IC)-大津IC間で最大15キロ超の渋滞が発生。兵庫県内では夕刻、中国自動車道上り西宮名塩サービスエリア(SA)-宝塚IC間で約4キロ渋滞した。(長沢伸一)