斎藤元彦知事らを告発する文書問題で、兵庫県議会(定数86)の全会派が斎藤知事に辞職を求める方向となり、9月定例会に提出される見通しの知事に対する不信任決議案も可決される公算が大きくなっている。不信任となっても斎藤知事は辞職に応じないとの見方はあるが、各会派は共通して早期辞職を求めており、3年間にわたる斎藤県政は重大な局面を迎える。
県議会は辞職を求める動きとして、二段構えを想定している。第1段階は9月定例会が開会する19日まで。法的拘束力のない辞職を求める申し入れ書を知事に提出する。自民党など4会派は「全会一致」で12日の辞職申し入れを目指したが、「スタンスが違う」とする維新のみが9日に別行動を取った。
























