兵庫県の元西播磨県民局長が作成した告発文書問題を受け、最大会派の自民党会派は19日午後3時20分ごろ、県議会本会議で斎藤元彦知事に対する不信任決議案の動議を出した。一時休憩して議会運営委員会で取り扱いを協議した後、全議員が連名で不信任案を提出し、採決に移る見通し。全員が賛成し、可決の公算が大きい。
関係者によると、提出される不信任案では、文書問題について「県政は混乱を極め、危機的状況に直面している」と指摘。元県民局長への知事らの対応について「告発者探しなど、不適切と言わざるをえない」とし、「元県民局長の命を守れなかったという厳然たる事実は大変重く、責任は大きい」と批判している。
県議会調査特別委員会(百条委員会)で、「道義的責任が分からない」とした斎藤知事の発言について「資質を欠いていると言わざるをえない」と糾弾。「来年度予算は、新たに県民の信任を得た知事の下で編成されるべきである」として辞職を求めている。
























