丹波市内の保育施設に対して市が給付費の返還を要請していた事案で、市は4111万円の支払いを運営法人に求める訴訟を神戸地裁に起こした。提訴は8月30日付。
法人は同市の一般社団法人リトルわんぱく。訴状で市は、2016~23年度に同法人運営の2施設に支給した地域型保育給付費が支給要件を満たしていなかったと主張している。
証拠書類によると市は、専従管理者の設置▽連携施設の設定▽施設物件の賃貸契約-を巡り、同法人の運営を問題視。一方の同法人は支給要件は満たしており、返還は不要であるとの立場を取っている。
取材に対し、同法人は「市から指定された監査期間に事務担当者が退職するなど監査に対応できる人材が不在だった。あらためて法廷で明らかにしていただければ幸いです」とコメントした。(那谷享平)
























