11年ぶりに神戸に帰ってきたポップサーカス(神戸新聞社など主催)は、神戸市北区の特設テントで、世界12カ国の出演者が迫力ある演技を披露している。5年前からは日本人アーティストの育成にも取り組み、海外パフォーマーに交じって舞台に上がる。デビューを果たした若者に厳しい修業生活を聞いた。(津谷治英)
■「将来は海外へ」技に磨き
公演終了後の夜のテント内。客席に人はいないが、舞台で数人のパフォーマーが真剣な表情で演技をチェックしていた。英語、スペイン語が飛び交う中、増野さんごさん(20)が、天井からつり下がる円形フープを器用に操る。