主権者教育に関する討論会で発言するドイツの教育団体理事長クリスティアン・ヨハン氏=7日午後、東京都内
 主権者教育に関する討論会で発言するドイツの教育団体理事長クリスティアン・ヨハン氏=7日午後、東京都内

 2016年の「18歳選挙権」導入から今年で10年となるのに合わせ、主権者教育の先進国とされるドイツの専門家を招いた討論会が7日、東京都内で開かれた。日本の学校では政治的中立を守ることが原則で踏み込んだ授業が難しいとされるが、専門家は「中立性は『神話』で、多角的な意見を出し合う工夫が大切だ」と指摘した。

 教育団体理事長クリスティアン・ヨハン氏は、ドイツでは「意見が分かれる政治課題を扱う際は『論争がある』と明示する」「議論で相手を圧倒しない」といった原則を重視していると説明。「ルールを整えれば、子ども同士が意見の違いを尊重できる」と話した。

 討論会は若者の投票率向上に取り組む中央大のサークルなどが主催した。