「全国災害ボランティア支援機構」（神戸市西区）は１７日、９月下旬に記録的豪雨に見舞われた石川県珠洲（すず）市で支援活動を行う。兵庫県内各地から集まったボランティア１３人がバスで向かい、珠洲市社会福祉協議会と連携。被災者のニーズに沿って動く。
同機構は２０２２年発足。「ひょうごボランタリープラザ」（神戸市中央区）元所長の高橋守雄さん（７６）が代表理事を務め、東日本大震災の被災者と一緒に、災害ボランティアの裾野を広げる活動をしている。
能登半島地震後は、珠洲市でがれき撤去などのボランティア活動に当たってきた。今回手を挙げたボランティアは、東日本や熊本地震などでも経験があるという。高橋さんは「阪神・淡路大震災があった神戸から来たと言うと親近感を持ってくれる。被災者に寄り添って活動したい」と話した。（上田勇紀）
