神社の境内でコスプレ撮影を楽しむ人たち=丹波篠山市大山地区
神社の境内でコスプレ撮影を楽しむ人たち=丹波篠山市大山地区

 豊かな自然や趣深い神社などの地域資源を、コスプレ撮影のロケ地として発信しようという取り組みが丹波篠山市大山地区で始まった。過疎、高齢化が進む地域の新たな活性化策として丹波市の男性が事業化。収益は空き家改修などに使って地域内で還元、循環させる。非日常的な環境で撮りたいという愛好家らのニーズともマッチし、8月から12月末までで利用者は200人に迫りそうな勢いだ。(秋山亮太)

■利用者「本物の環境、幅広い作品に合う」

 今秋から同地区で本格始動した「森のフォトスタジオ丹波」。土田翔大さん(30)=丹波市柏原町南多田=による事業で、地元の協力を得て同地区内にある神社境内や周辺の森をコスプレ撮影用に特別に活用している。撮影日は主に金-月曜日。複数グループによる「シェア撮影」と、貸し切り利用を受け付けている。