勝田州彦容疑者の逮捕について説明する兵庫県警の柱谷昌彦捜査1課長(左)=27日午後、加古川市平岡町新在家
勝田州彦容疑者の逮捕について説明する兵庫県警の柱谷昌彦捜査1課長(左)=27日午後、加古川市平岡町新在家

 任意の聴取で関与を認めていたが、逮捕後は「黙秘」に変わる-。加古川市の小2女児刺殺事件で、勝田州彦容疑者(45)の逮捕を発表した兵庫県警の幹部は、捜査の曲折に緊張した面持ちを崩さなかった。物証が乏しい17年前の事件。こうした状況を踏まえて「任意段階の供述の信用性が公判で非常に大きな意味を持つ」と述べた。

 27日午後2時、捜査本部がある加古川署。設置当時から数えて14人目となる柱谷昌彦捜査1課長が、カメラのフラッシュを浴びながら逮捕容疑の概要などを読み上げていく。その途中、容疑者が「黙秘します」と話したことを説明した。