兵庫県内の上空が高気圧に覆われた23日、県内全域で気温が上昇し、3月上旬~4月上旬並みの暖かさとなった。
神戸市内では、気温の上昇で大気中の水蒸気などが漂い、遠方がぼんやりとかすむ「春がすみ」を思わせる風景が広がった。同市中央区から西を望むと遠方のビル群がかすみ、乳白色のベールに包まれたような景色が見られた。
神戸地方気象台によると、この日の最高気温は神戸で12・5度を観測した。洲本15度、上郡14・3度、兎和野高原(香美町)9・7度と、県内にある20の観測地点のうち9地点で今年最高を記録した。県内は24日も暖かくなる見込みという。(大高 碧)