昨年12月、ノルウェーで開かれた日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル平和賞授賞式に合わせて現地入りした兵庫県関係者の報告会が11日午後2時から、神戸市中央区東町の中央区文化センターで開かれる。兵庫県原爆被害者団体協議会、兵庫県被爆二世の会の共催。二世の会は式典のあった首都オスロで「ノーモア広島、ノーモア長崎」と書かれた英語の横断幕を手に行進。「核兵器廃絶の願いを、2世や若い世代で引き継がなければ」と決意する。(津谷治英)
二世の会の中村典子会長(76)らは、いずれも戦後生まれ。1945(昭和20)年に両親、あるいは親のいずれかが広島、長崎で被爆し、自らも身体の不調に悩んできた。その一人、神戸市垂水区の濱口幸子さん(77)は両親が被爆した。