処分を受けた会見で頭を下げる岸口実県議（左端）と増山誠県議（左から２人目）＝２６日午後、神戸市中央区、兵庫県庁（撮影・笠原次郎）
処分を受けた会見で頭を下げる岸口実県議（左端）と増山誠県議（左から２人目）＝２６日午後、神戸市中央区、兵庫県庁（撮影・笠原次郎）

　兵庫県の告発文書問題を巡る非公開情報などを政治団体「ＮＨＫから国民を守る党」党首の立花孝志氏に提供したとして、兵庫維新の会から除名の処分を受けた岸口実県議と、離党勧告を受けた増山誠県議は２６日、いずれも議員辞職を否定し、無所属として活動していく意向を示した。

　関係者によると、２４日にあった党紀委員会では、岸口氏が「離党勧告」、増山氏が「除名」との答申が出されていた。しかし、２５日の執行役員会で、岸口氏が誹謗（ひぼう）中傷が含まれる真偽不明の文書を立花氏に渡したことを重く見る意見などが出て、２人の処分が入れ替わる形になったという。