斎藤元彦兵庫県知事らに対する告発文書問題を巡り、昨年11月の知事選期間中に、日本維新の会の所属県議が政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏に告発者の真偽不明の情報などを提供した問題で、県議会第2会派の維新の会は28日、議員団総会を開いた。除名処分を受けた岸口実氏への議員辞職勧告決議案の提出を協議したが結論は持ち越しとなった。早ければ週明けに再び総会を開き、態度を決める。
維新の会は、同じく立花氏に県議会調査特別委員会(百条委員会)の非公開の音声データを提供したとして、離党勧告処分を受けた増山誠氏への対応も検討する。
28日の総会後、維新の会の門隆志幹事長は「議員の身分に関するので早急な判断はやめたい」と説明し、2人への処分を決めた県組織「兵庫維新の会」とも協議するとした。