兵庫県明石市は7日、感染力の強いはしかの患者1人を市内で確認したと発表した。市内の20代女性で、2月13日にベトナムから帰国。今月に入り発熱したが、2~4日、台湾に行くため公共交通機関を利用していた。
あかし保健所によると、女性は3月1日から発熱と倦怠感があったが、2日午前にJR大久保駅から三ノ宮駅まで乗車し、三宮発のリムジンバスを利用。関西国際空港から台湾へ出国した。帰国後の4日夜も同じルートで帰宅したという。その後、せきや発疹などがあり、6日に明石市内の医療機関を受診。感染が分かった。
保健所は、同じ頃に女性が使った交通機関を利用し、発熱や発疹などの症状がある場合は、かかりつけ医に連絡の上、受診を呼びかけている。
兵庫県内では3日に神戸市ではしか患者を確認。2月下旬にベトナムから帰国していた。(谷川直生)

























