独身寮の同僚の部屋にあった財布から現金を盗んだとして、兵庫県警は14日、県警本部の警備部門に所属する男性巡査長(26)を停職3カ月の懲戒処分とし、窃盗などの疑いで書類送検した。巡査長は同日、依願退職した。
県警によると、巡査長は2024年4~12月ごろ、県警の独身寮で同僚3人の部屋に侵入し、財布から計約7万円を盗んだとされる。「小遣いが減った時に盗んだ。パチンコやたばこ代に使った」との趣旨の説明をしているという。
同僚の1人が24年5月、室内の異変を感じ、ペット用の「見守りカメラ」を設置。同年12月に巡査長が現金を盗む様子が記録されていた。同僚3人の部屋はいずれも無施錠で、そばにある禁煙の県警施設から訪れる同僚のために、喫煙スペースとして開放していたという。