自民党派閥の裏金事件を巡り、党員資格停止(1年)の処分を満了した西村康稔元経済産業相が4日、地元の兵庫県明石市で国政報告会を開いた。
安倍晋三元首相の盟友だった麻生太郎最高顧問も出席し、会場に集まった党員や西村氏の支援者らを前に講演した。
報告会は、冒頭の丸谷聡子明石市長らの来賓あいさつのみを報道陣に公開し、麻生氏の講演や西村氏の発言などは非公開だった。
西村氏は処分最終日となった3日夕、自身のX(旧ツイッター)に「この間、記者会見や駅頭、地域の集会などにおいて説明を重ねてまいりました。初心に戻り襟を正して、謙虚に活動してまいります」と記し、「今まで取り組んできた経済政策や、トランプ政権に対する対応など、これまでの経験を生かして、自民党内での議論や議連での活動を通じ、仲間の皆さんと政策を練り上げ実践してまいります」などと投稿した。