半世紀以上前に猛威を振るったポリオ(小児まひ)の後遺症で、手足のまひなどを抱える人たちが半生を記した冊子「ポリオの軌跡 ポリオ罹患(りかん)者はいかに生きたか」を、自助グループ「全国ポリオ会連絡会」(神戸市)が初めて出版した。ワクチンの普及で国内では「過去の病」となったが、収録された207人分の記録には、立ちはだかる壁に向き合い続ける様子が克明につづられ、日本の医療や社会の問題も浮かび上がる。(広畑千春)
半世紀以上前に猛威を振るったポリオ(小児まひ)の後遺症で、手足のまひなどを抱える人たちが半生を記した冊子「ポリオの軌跡 ポリオ罹患(りかん)者はいかに生きたか」を、自助グループ「全国ポリオ会連絡会」(神戸市)が初めて出版した。ワクチンの普及で国内では「過去の病」となったが、収録された207人分の記録には、立ちはだかる壁に向き合い続ける様子が克明につづられ、日本の医療や社会の問題も浮かび上がる。(広畑千春)