主要4会派による代表質問が行われた兵庫県議会定例会=6日午後、神戸市中央区下山手通4、県公館(撮影・笠原次郎)
主要4会派による代表質問が行われた兵庫県議会定例会=6日午後、神戸市中央区下山手通4、県公館(撮影・笠原次郎)

 「丁寧な説明責任を果たされることを強く望む」-。斎藤元彦兵庫県知事への、そんな議長の言葉で始まった県議会6月定例会。6日の主要4会派による代表質問では、三つの第三者調査委員会の調査結果への知事の対応について、維新の会を除く3会派から質疑が相次ぎ、辞職を求める意見も出た。一方、知事はこれまでの主張を繰り返すことに終始し、議論はかみ合わなかった。

 県議会調査特別委員会(百条委)の報告書が提出された3月定例会以降、三つの第三者委の報告書も出そろった。知事は、告発文書問題への県の対応を「公益通報者保護法違反」、告発者の私的情報漏えいは「知事が指示した可能性が高い」とする結果を受け入れないまま、「管理責任」として自身の給与カットの条例改正案を6日に提出した。