兵庫県多可町八千代区の野間川で、日没とともにゲンジボタルが求愛の乱舞を繰り広げている。雄と雌の間で交わす光の対話が初夏の川面を照らす。
八千代区の俵田地区ではホタルの成育環境を長年守り、卵から育てた幼虫の放流は30年以上続く。滞在型市民農園「フロイデン八千代」に隣接する遊歩道は観賞スポットとなっており、住民が臨時の駐車場を設けて見学者を迎えている。
今年は例年通り今月10日ごろからホタルの数がピークを迎え、25日ごろまで続きそうだという。俵田地区の小林英昭区長(64)は「混雑緩和のため、ぜひ平日に足を運んでほしい」と呼びかける。ホタル保護の協力金として車1台700円。フロイデン八千代TEL0795・37・1580
(小林良多)
























