三田市の洋菓子店「パティシエ エス コヤマ」(同市ゆりのき台5)が、かむことやのみ込むことが難しい患者らのために、軟らかく滑らかな「嚥下(えんげ)スイーツ」を完成させた。市内の病院から依頼を受け、ショートケーキとカップケーキの2品を開発した。「スイーツを諦めている人にも喜んでもらいたくて」。三田から全国へ。嚥下スイーツの広がりを思い描く。(黒田耕司)
■レシピ本の制作も構想
ショートケーキは「夢苺(ゆめいちご)」、カップケーキは「苺みるくのひとさじ」と命名。いずれも「エス コヤマ」の小山進オーナーシェフ(61)が自ら開発した。