1回阪神2死二塁、右中間に先制2ランを放つ阪神・佐藤輝明=横浜スタジアム(撮影・金田祐二)
1回阪神2死二塁、右中間に先制2ランを放つ阪神・佐藤輝明=横浜スタジアム(撮影・金田祐二)

 プロ野球セ・リーグで首位を快走する阪神タイガースは28日、恒例の長期ロードを終えた。高校球児に明け渡していた甲子園球場(西宮市)に約1カ月ぶりに戻り、29日から巨人3連戦に挑む。2年ぶりのリーグ制覇に向け、7月31日にはマジックナンバー(M)39が点灯。マジックはいったん消えたが再点灯後も勢いは衰えず、8月28日現在で「M11」としている。球団史上最速、さらにはプロ野球史上最速でのリーグ優勝も見据えている。

 今季と同様、いずれも2位に大差をつけていた2003年は9月15日、23年は14日にリーグ優勝を決めている。今季はさらにペースを上げて勝ち星を重ねており、5~7日の広島3連戦(甲子園)までに優勝が決まれば、プロ野球の2リーグ分立後、最速の1990年巨人(9月8日)を上回る。9日からのDeNA3連戦(甲子園)、13日の巨人戦(東京ドーム)にずれ込んでも、球団史上最速のリーグ優勝決定となる。