■ツアー3日目 そのとき、その立場になってみないと…
最終日の空も、澄み渡っていた。8月下旬、好天に恵まれた「ホープツーリズム」の3日間。兵庫、大阪の高校生28人は、最後のプログラムで富岡町の文化交流センターを訪れた。
福島県の高校生7人との意見交換。東日本大震災による東京電力福島第1原子力発電所の事故後、県外避難を経験した生徒もいた。
「治療にも使われる放射線の負の側面を知りたい」。そう考えてツアーに参加した尼崎稲園高校の1年生村上涼菜(すずな)さん(16)は、いわき翠(みどり)の杜(もり)高校の2年生高橋椛(もみじ)さん(16)に次々と質問を投げかけた。

























