厳寒期ならではのかぎろい。日の出前の空を赤から濃紺の階調を描いて染め上げる=16日未明、神戸市中央区、市章山から望む
厳寒期ならではのかぎろい。日の出前の空を赤から濃紺の階調を描いて染め上げる=16日未明、神戸市中央区、市章山から望む

 好天に恵まれた16日未明、神戸市中央区の市章山から東を望むと、冬の風物詩「かぎろい」が空に広がっていた。

 厳冬期ならではの曙光は地平線から宙へ、赤から濃紺へと階調を描く。日が姿を見せるまで、光の移ろいが神戸の街を彩った。(笠原次郎)