スマホの2次元コードを読み取ると、説明内容や患者の反応が即座に電子カルテに入力される(内容はダミー)=西宮市武庫川町、兵庫医科大学病院
スマホの2次元コードを読み取ると、説明内容や患者の反応が即座に電子カルテに入力される(内容はダミー)=西宮市武庫川町、兵庫医科大学病院

 医師の働き方改革が進む中、カルテ作成に人工知能(AI)を活用する動きが広がっている。兵庫医科大(西宮市)では今年6月、音声認識と生成AIを活用した支援ツールを導入。患者へのインフォームドコンセント(十分な説明と同意)の内容を数秒で要約して電子カルテに反映できるようになった。医師の負担軽減や情報共有の迅速化に加え、より患者に寄り添う意識付けにもつながっているという。(広畑千春)