洋気象観測船「凌風丸」(ⓒ気象庁)
洋気象観測船「凌風丸」(ⓒ気象庁)

 最先端の技術を集めた海洋気象観測船と旅客船の見学会が29日、神戸市中央区新港町の神戸ポートターミナルである。気象庁の「凌風丸」と、水素とバイオ燃料で動く旅客船「HANARIA(ハナリア)」に乗船し、船内施設などを見て回る。

 海洋関連の国際コンベンション「テクノオーシャン2025」が27~29日、神戸・ポートアイランドの神戸国際展示場などで開かれ、その関連イベントとして公開される。

 「凌風丸」(1986トン)は2024年3月に完成した4代目。気候変動の実態解明や線状降水帯の予測精度向上のための観測に活用されている。見学会には気象庁のマスコットキャラクター「はれるん」も参加する。

 「HANARIA」は24年3月の完成。水素と酸素を化学反応させて電気を生み出す燃料電池に加え、蓄電池やバイオディーゼル発電機の各電源を組み合わせた国内初のハイブリッド船で、「シップ・オブ・ザ・イヤー」と「マリンエンジニアリング・オブ・ザ・イヤー」を史上初めてダブル受賞した。

 見学は「凌風丸」が午前10時半~正午と午後1時半~3時半、「HANARIA」は正午~午後3時半。見学無料だが、整理券が必要(先着順)。整理券は午前10時から神戸国際展示場2号館展示会場内の特設デスクで配布する。見学会場には各自で移動する(無料シャトルバスあり)。

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