「不登校の子どもが何に悩み、どんな支援を求めているのかの判断が大切」と話す伊藤美奈子神戸女子大教授＝神戸市中央区、神戸女子大
「不登校の子どもが何に悩み、どんな支援を求めているのかの判断が大切」と話す伊藤美奈子神戸女子大教授＝神戸市中央区、神戸女子大

　文部科学省の２０２４年度の問題行動・不登校調査で、不登校の児童生徒数が３５万３９７０人に上り、１２年連続で過去最多を更新した。近年の傾向について、神戸女子大学教授（教育臨床心理学）で中央教育審議会（中教審）「不登校児童生徒に係る特別の教育課程ワーキンググループ」主査の伊藤美奈子さんは、背景の多様化と環境に応じた対応の大切さを指摘する。（津谷治英）